DOHaDレシピ

DOHaD(ドーハッド)とは?
Developmental Origins of Health and Disease の略。お母さんのお腹の中の環境や出生後早期の環境が、赤ちゃんの将来の生活習慣病や肥満などの発症に関与する、という学説です。
例えば、お母さんが喫煙していたり、低栄養状態(やせ:BMI 18.5未満)であったりした場合に、赤ちゃんは小さすぎる状態(低出生体重児など)で生まれることがあります。また、逆にお母さんが過栄養状態(肥満)や糖尿病であったりした場合に赤ちゃんは大きすぎる状態(巨大児など)で生まれることがあります。
赤ちゃんが生まれるとき、小さすぎても大きすぎても、生活習慣病や肥満などを発症しやすくなる。これがDOHaDという考え方です。

日本の妊婦さんは世界的にも痩せの傾向
日本の若年女性の間では、SNS等の影響で痩せ願望が強い傾向にあり、20代女性の平均エネルギー摂取量は1950年には2098kcalであったのに対して、2000年以降は1600kcal以下と言われています(出典:平成27年度国民健康・栄養調査)。
国際的な比較からもわかるように世界各国と比較しても突出して高く、年々痩せ傾向が強まっています(出典:吉池信男, ほか: 肥満研究. 2018 Apr; 24(1): 16-21.)。
そのような状況の中で、日本は主な先進国の中でも、低出生体重児の割合も高い傾向にあります(出典:OECD Family database)。

DOHaDやプレコンセプションケアの認知度
私たち研究チームで行なったDOHaDやプレコンセプションケアの認知度調査でも、9割以上の学生が認知していないとのデータも出ています。

患者さんが産婦人科を受診する1つのきっかけは妊娠した時ですが、本来ならば妊娠前から準備しておくことで防げるような合 併症もあります。
我々は、妊娠前からさまざまな情報を知ってもらい、1人でも多くのお母さんが元気な赤ちゃんを産み、赤ちゃんが将来的にも健康に育ってくれるよう情報発信を始めました。妊娠前から知っていたら、と後悔するようなお母さんを1人でも減らしたい!と強く思っています。